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by S.O.A.P+think

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1.
造花 02:44
「太陽が無くても 花を咲かせてみせましょう その花を集めて 造花畑を作りましょう」 あおくさい破壊衝動は 自分に向けろ そんな汚い向日葵見せられても 本当のことなんか言わない 自己憐憫と選民意識を天秤にかけ エンジンストップ 紛らわしたあとにベルを鳴らす疚しさ 怪奇植物に捕らわれたカナリア 有り余る時間に脅されて 今日もノルマをこなす 思わず怖くて お前が逸らす目 加害者不在の被害者メンタリティ 嫌いな現在位置 また分裂病の奴が 新たな人格 生んでるよ ツンデレの波 浮き沈み 無意識にカタカタ打ち込む wwwでこの世は回る どころか皆が笑う 死んだら変わる 信じてやまぬ因果な春 Silence Of Abject Psycho 見つめる 肺ガンと 胃に穴あく最期まで ちんたら語る 誰かがこっち来て 隠れた押入れ 青いダルマが なだめてくれた きみもチェーンソーで 切って 貼っつけた 地球儀の上に移住し 「就活どう」って聞きあった10年後に 住宅ローン 組んじゃえば テロも 戦争も 拉致も 監禁も ぜんぶ向こう岸のお祭り眺めるだけ 支える温かい思い出に ほらごらん 親御さんも 育てた甲斐があったって しんみり笑えればいいじゃないか 聞いていますか? 涙が濡らすシーツに描いた 歪な染み作るピースマークが 枯渇したマインドにもリーズナブルだ 偽れど 偽れど イッツ・ア・ワールド いつまでも いつまでも イッツ・ア・ワールド 放置構造 どうしようとお前の勝手な小児病棟 もうドアは飛ばない 壁も抜けない 乱反射する自我 昼下がり 背徳の花 キスをねだる 片道切符 記憶に階級 狡猾な花 選べる誰か 立ち退く誰か 植えては 咲いて 咲いては 散って 散ったら 造る 仕組まれたお花畑 小春日和 一輪の 色違いの 花
2.
成仏倫理 03:52
「今日から お墓の中だから 高価なお花 置かなきゃ」 転勤 バーゲン 敗者の抽選 英会話に通おうか 霊界や黄泉とつながろうか 正解は無いウォーカー 意味なんて 聾唖になれば 興味は失せるのだろうか 献金 アーメン 便利なヒューマン 骨を抱く少年を 中年女性が通せんぼ 愛だの 苦労だの 語るなら もっとましなストーリー 鏡越し 孤独な男女 相互... 白い花で隠す 首の皮 脆弱な実像 後ろから眺める 無知の泡 「ここでいいのかな」 白い花で隠す 浮世から 流れて落ちる肉 後ろから 無知の泡 「次の花 次の花 次の花」 「今日から お墓の中だから 高価なお花 置かなきゃ」 隠す花の向こう側に 正解や 霊界が 見えずとも イエスとも 周波数あわす 嗅覚 白と 黒の 祈る人の 群れの上を 流れる時間が 段取りを消化 おとなしく 大人らしく 泣く子も笑った 成仏倫理 骨にすれば 腐らないだろう 煙が 風と 天国へ昇る 残りは 大事に 隠しておけば また人間に 戻れるさ 「今日から お墓の中だから 高価なお花 置かなきゃ」 隠す花の向こう側に 正解や 霊界が 見えずとも イエスとも 周波数あわす 嗅覚 白と 黒の 祈る人の 群れの上を 流れる時間が 段取りを消化 おとなしく 大人らしく 泣く子も笑った 成仏倫理
3.
Shelter 04:13
漫画喫茶シンポジウム 水が薄めたリンゴジュース 貧乏ゆすりが心情を写し 個室に固執するカタツムリが 選りすぐりの情報を 屁理屈でかたどる 生き写しの同胞と テキストで抱擁 二頭身のアバターの着ぐるみが胡桃化 古びた日本人の体と名前を塗りつぶした オンライン 存在 No I No Pain 現実が長方形 電気的光合成 図画工作が砦を築く不可抗力 ダンボールが仕切る領域 アルコールが満ちる消化器 或る坊主が投げた小銭 養殖された動植物と共に送る 消極的な晩年 我が砦 仰向け強制 狭い穴 紅の火で 目を焼く お天道様 目の前の天井に貼られた切抜き あられもない姿のブロンド娘の優しさ 寝室 伸縮する棒 ジンギスカンのケモノ臭 Individual Loveが マルチナ・ヒンギスをなぞる 新宿東口を行く シンジ君 人畜無害と親密に回る 列島のゲットーで劣等 韻律は密室を行き来し 生き死にが均質化するイン・ディス・ワールド インセント インチキ独裁者の歌が聞こえるよ 居場所を探し 風に吹かれて地下道 棺桶に横たわる小銭三枚 Amコードが 迷彩柄のコートに アンコールを飲み込む缶コーヒー 売れないギター弾きが 来た道を戻ってお帰りだ 今日もからっぽのポケットに突っこんだ手が空間をつかむ 明日の午後 笑う学生を横目に 夕刊を配る 机と椅子が形成する 絶対防御領域 わずかな隙間から伸びる 天体望遠鏡 クラスメイト観察日記 A君と B君が 話す Cちゃんが 歩く Cちゃんが 笑う 屈折した10cm 出欠 不在 存在 僕の所為じゃない 寝室 伸縮する棒 ジンギスカンのケモノ臭 Individual Loveが マルチナ・ヒンギスをなぞる 新宿東口を行く シンジ君 人畜無害と親密に回る 列島のゲットーで劣等 韻律は密室を行き来し 生き死にが均質化するイン・ディス・ワールド インセント インチキ独裁者の歌が聞こえるよ かけた鍵は 守るために 僕の外で 僕の中で 僕の外で 僕の外で
4.
夢 正気と狂気の月曜 目と耳を開け放して 口から吐き出した せっかくの偶像も 痩せ型のアルビノが 用意周到な論理で けちをつける 「お粗末な神だな」 砂にも 粘土にもなれない 泥の集合体 省エネ状態の解き方は 少年の詩で 忘却の彼方 だから 唯一の癒しを 眠りに見出す 他人の恐怖や ペテン師を追跡して貶める 自我がいない場所 「今夜のお客さんは 未来からやってきた二足歩行ロボット 人工知能のおかげで 人間の心象風景に適切な歌も歌えるよ」 人のつくりしものは すべて 人のため 気味の悪い友達が欲しかったわけじゃない 心地良い愛撫を繰り返すうちに 立方体が風景を削りとる オ日様ハ知ッテイル ココニ在ルト言ッテイル オ月様ハ知ッテイル ココニ在ルト言ッテイル オ星様ハ知ッテイル ココニ在ルト言ッテイル 神様モ知ッテイル ココニ在ルト言ッテイル 夢 動機と意味の捏造 目と耳を塞いで 喉の奥に押しとどめた 悲劇の偶像 始まりと 終わりが 同居する温室 「すべては上手くいく」 一年周期で生まれ変わり その都度 記憶の海を漂って形を獲得 似たり寄ったりの神様たちが 狭い世界を露呈する 貞淑な妻をめとった亭主 搾り取った分身を提出 「今夜のお客さんは 北の大地からやってきた牛のお母さん 行方不明の娘数名 実はもうどこにもいないんです」 人のつくりしものは すべて 人のため 受難と犠牲 嘘つきが裁かれる 呼吸に気をとられていたら 人の気配が消え去った ぼくから皆がなくなり 皆からぼくがなくなる オ日様ハ知ッテイル ココニ在ルト言ッテイル オ月様ハ知ッテイル ココニ在ルト言ッテイル オ星様ハ知ッテイル ココニ在ルト言ッテイル 神様モ知ッテイル ココニ在ルト言ッテイル ドレガホンモノ? 世界平和ヲ歌オウ 人種差別ヲ無クソウ ナニモノニモカエラレナイ コノ愛ヲ歌オウ ボクノココロハドコ? ドレガホンモノ? イツモ餌ヲアリガトウ イツモオ掃除アリガトウ イツモオ乳ヲ搾ッテクレテアリガトウ ワタシノムスメハドコ?
5.
0 04:26
165cm 55kgに生まれたことに涙を流すのか? 黄色い肌は明日も変わらずぼくのことをすっぽり包んで離さない 入り組んだ迷路も出口までの道筋は えてして決められていて 行き止まりや分かれ道にぶつかるごとに 履き古した靴の形を変えたうえで 新しい進行方向を創りだしてくれる便利で利口な脳内 でもそれらはあくまで既存の選択肢の上で押すエンターキー 抱くだけの疑問を免罪符に 毎日をやりくりする地球人 移り 留まり 築き 体中がいつのまにか印だらけ 太陽系の可能性を探る壮大な実験に 巧妙な誘う手で操縦するみんなの遺伝子 視線気にせず始電に乗り込み 置き去りの雑誌を拾う荷物を持たない夢追い人にさえも 無意識のうちに捨てられて 涙を流すなにかがある 住みたい街も 聴きたい歌も 読みたい本も 観たい映画も 会いたい人さえもいないのなら もしもいつか沈みたいと言いだした その時は 島国のきみに 無理を言わずに ただ静かに立ち去ってあげるのさ ぼくが生まれたその時点で 幾つかのことが捨てられ 幾つかのことから選び出す日常 一応そいつには人生って名前が付いていて 創造と行動で創りだしていく世界はとても広大 一見やりたい放題のこの場所でも 先生も 神様も 決して与えてくれないゼロの状態 授けられた体と色と血に従っていく きっと生まれつきぼくらは諦めている 諦めることとはなにか違うと 諦めたことがあるぼくが言う たとえばハッとして来た道を急いで戻っても 人っ子一人いやしない 生まれる前に消されてしまったそいつにできることはなにも無いけれど そこに微かに残った匂いに気付いた きみは一体誰なんだい? 毎日を歯軋りしながら 体の中で窮屈そうに暮らす 形の無い生き物に名前も無い 失うことを恐れ なによりも自分を大事に育てた猜疑心が 飼い主にも牙を剥き 下を向き歩いている所為で 久しぶりに会った大切な人にも気付かず 溶け合うこともできないまま同じ場所 這い蹲り 最後くらいすっきりしたいからさ もしもいつか沈みたいと言いだした その時は 島国のきみに 無理を言わずに ただ静かに立ち去ってあげるのさ 地球から片道1日の位置に コロニーができる頃に 「follow me」という声 僕はもう老人 (なにかある場所でしないこと なにも無い場所でしたいこと) 一から十まで知りたがると限が無く 石畳を忙しく歩き回り 意味の無い思考を煙に巻く 手探りで探した手摺にしがみつく ぼくが初めて歩いたあの日 我を忘れて喜んでくれた二人 あんな風に可愛がってもらいたくて 来る日も来る日も利口なふり 走っても走っても たどり着けない 考えても考えても なにもわからない 地球と人間が心中するその前に ぼくらも生まれることのできる新しい場所を探しにいく だから もしもいつか沈みたいと言いだした その時は 島国のきみに 無理を言わずに ただ静かに立ち去ってあげるのさ
6.
折鶴 04:52
SYMPHONY NO.9 BGM シナプスの繁華街 いじけるふりするフリークス 婦人服売り場のおばさんも ヘッドフォンで首振る 土踏むピープルに 魅せるプリズム 無理する体がオカシクなる前にあげる オアシスの滴 ほらね 落ち着く 今日はどこまでほじくる? 折鶴の曲がった首も 元通りのトリック 体からドリップする大事なもの 塞き止めるため穴をどう閉じる? 包茎気にする男子 ショートケーキ食べる女子 クリックで開いたリンク先のページのcageに囚われた平民 英知は便利で封印 ベリーより酸っぱい溜飲下がりながら 平身低頭で進む毎日は 平地で平行 冷房効き過ぎの部屋で 布団に包まったきみから 「ねぇ、どうしよう」って声が聞こえたよ 余計に寂しくなるもんさ お部屋が広めだと うらぶれた男に比べれば 幾らかマシなあなたも とっくのとうに孤独 一杯になった灰皿 真っ黒な肺があと何年もつかの溜息 腫れ気味の喉が 縦式の言葉で蓋される 無駄を避ける結果 空腹でも空っぽの冷蔵庫 蛍光灯が点滅する天井を見上げ 幸せに思いを馳せ 皺だらけのお手手に気付くんだ 入り組んだ洞窟を行く動物 紛失届けされたhope もうすぐゴール 合言葉に大の大人が 一階二階を行ったり来たり とっくに迷ってるのに いもしないベルボーイを待ちぼうけ 目を閉じて 耳を塞いで 知ったかぶりで みんなが振った頭 首の曲がった折鶴 終わりを知らせるホイッスル 濁った池に浮かべられて 沈みながら問い生む 教えに阻まれ 職に集られ 性に苛まれ 国籍・人種もnoise もしかするとたまに恋する 親近感湧かない近隣市民 リンリン鳴る電話に慇懃な応対 ミンミンゼミが鳴く頃 心身の疾患を実感
7.
回る春 04:58
待てども来ない愛に痺れを切らし 当ての無い旅に出た ドアの向こう側? いや そっちじゃなくてこちら側 もっと言えば ぼくのなか 呆れるほど遠く 一歩一歩がしょっちゅう滞るけど えもいえない驚き というよりも喜びが 迷いを紛れもない一つの旅へと 変えたんだ やれ半端だとか 現実を見ろと言われ 覚えた匙加減が 足枷となって 味気無い一生を望む 快楽とか 会いたくなる気持ちにまで 罪悪感を覚える始末 そして拭えなくなる 一抹の不安 隣人の存在とは ここまで油断ならないものなのか? すべての大人とか 世の中が このまま その他大勢と一緒に 飲み込もうとしてるんじゃないだろうな? なら守らなきゃいけない ぼくが「ぼく」という存在を守ってあげるんだ 変わる奴 回る春 夏 秋 冬 悪態つく 会いたくなる 時計の針が刻々と進むが コクヨのノートは白紙のまま 食欲も無いのに 何故だか買ったカップ麺の得々パックで腹ごしらえ 同窓会の知らせに目を逸らし くたびれたジャージとパーカーで きらした煙草を買いに行こう 利口なあいつは 非行もきっぱり止めて 広告代理店の係長 生きるより 死にたいと言いつつ生きる ニヒルなあいつはどうしてるだろう ぼくはといえば 何かが足りないなと思いながら 満たすより癒す 持久戦の流れ  地球よ回れ 変われないぼくを乗せて なんて願わなくても 時は流れるなんて 当たり前に知っていた筈なのに 今更ハッとして なんか凄く無気力になって 掃いて捨てるほど居る人間のなかで ぼくがどれだけ勝手なのか気になる でもそれがとても意味あることに思えた 一年前の春 わくわくするほど 黙々と打ち込めるなにか その在り処 それを探すだけで 果てが無い旅になる 勝ちたいあいつを見ると 大差無いのに泣きたくなる 死にたいと言われれば 今すぐにでも会いたくなる これまでこれといった災厄も無いなと思いながら パチンコ屋で拾ったライターでセブンスターに火をつける 比べる必要なんて無いのに 一億総批評家なんて呼ばれる時代を みんな職無しだって笑って浮かれる 抜かれるとアクセルを踏み込むドライバーを見て疲れる 使えるとか 使えないとか 勝ちとか 負けとかに 蓋をする 日毎廃れる地元の駅と その周辺をデジカメに収める 友達から受信したEメールの返信で 軽くふざける あの時もう見れなくなった きみのスマイルを思い出してうなだれる 道端に咲いた真っ赤な花の種を蒔いた だれかを思い浮かべる こんな小春日和に 河のある公園に出かけた あの頃を懐かしむ 歌えるってことを確認したら あとは音楽に身を委ねる 時々 女を抱きたくなる 好かれるコツなんか無いってことを踏まえて ぼくなりの解釈で 愛する 悲しむ 会いたくなる
8.
地球の刺繍を眺めながら 生きる理由が 時空を越えて杞憂に変わり 悲痛な表情で 濃厚なキスと 酸っぱいジュースを欲す ゆったりできるソファで 空気を吸ったり吐いたり 高鳴る心臓に 脳味噌が作った心象風景をご馳走して 均衡を保ってる 多数決で 優劣つけられて 崩れる 休日が充実しなくなって どのぐらい経ったろう? いつまでも解けないルービックキューブ 逃げ込んだchu-kiss 唯一の夢を見る 難しく考える必要は無いんだよと言った あなたの生き方自体に 「お前も所詮ただの迷い人だろうに」の言葉がね ここまで出掛かって 喉に蓋をした いつまでも減らない生ビール 見つからないパズルのピース 剥がせば跡になりそうなシール 手もつけられず 時間も気にせず じっと見入る 食物連鎖の頂点で 夜な夜な 全裸で恋愛を紐解き 喧嘩して 添加物食べて 責任転嫁して そんなエンタテインメントが セメントの上で 平然と織り成される 神の逆鱗に恐れを為して キリンみたく首を長くして 生き方を知りたがる 偽りと真のバイリンガル 自分だけのナイチンゲールと 一晩中ベッドで舞い それでも愛し足りない寂しがりや 涙を媒体にして 瞳がきらり光り みだりに心なんか見せない しかし 確かに 視覚では捉えられない次元で心を開く 所々にある縫い目を 食い入る目で見つめ いずれの日付がいつなのか 気付け 地球で躾けられ 見つけられないなら 所々にある縫い目を 食い入る目で見つめ いずれの日付がいつなのか 気付け
9.
下の階でいがみ合う声にイライラして 繊細な天才が構築した想像の世界が大きく育ち 弱気で正直な青年が 狂気を貪り食って 陽気に凶器を振り回しはじめた午後 「箒で掃き集められた枯葉みたいだから彼は放棄したのでしょう」 なんて呑気で論理的な分析も 鈍器で陥没死 狙われる韓国人 ベースは尊皇攘夷 独自に東条英機もミックス ピューっと頭から立ち上る蒸気 たとえ老子がなにを言おうと どうしようもなく遠い耳 調理器でこねくり回された挙句 掃除機で屑と一緒に吸い込まれた悪夢を 作文の授業で書くが 机の引き出しに隠す 思えばあの時 なんとなく覚えた ウパスの樹に生る実が赤づく感覚 三角定規の角で 足も 腕も 背中も 頭も刺され 嫌になる時は 校舎の裏の森へ 安楽死できる場所を探して散策 お母さんに散髪を頼んだら おかっぱにされて むかついて 腹に三発いれて 原っぱで真ん丸のお月様を眺めたら 涙が流れた ただいま TVを観ようとリビングに行ったら 「騒いだら殺す」と言って 包丁を突きつけてきた ハイカラなジャンパーを羽織った黒いサングラスの男が 仮面ライダーに見えて でも口の詰め物が邪魔で 騒いだ胸 はしゃいだ夜 ショッピングモールにお出掛けした誕生日 「なんでも好きなものを買いなさい」って言われて 本当はガンダムのプラモデルが欲しかったけど 選んだのは一緒にやる奴もいないサッカーボール 部屋に放る ホールのショートケーキを壊した 銀色のフォーク 300人態勢の捜査 現代妄想料理人が逃亡の末 女子大の寮に籠城 息をのむ突入班 蹴破るドアの向こう 呆然とする裸体の少女と 男の首に巻かれた延長コード 引っかかる放送コード 渋々立ち退く局 TVの前で食欲と好奇心を削がれた視聴者が 未曾有の異常さについて 話に花を咲かす サーカスみたいで退屈しない時代に乾杯 人間の化学反応が今日も満開 下の階でいがみ合う声にイライラして 繊細な天才が構築した想像の世界が大きく育ち 弱気で正直な青年が 狂気を貪り食って 陽気に凶器を振り回しはじめた午後 「箒で掃き集められた枯葉みたいだから彼は放棄したのでしょう」 なんて呑気で論理的な分析も 鈍器で陥没死 狙われる韓国人 ベースは尊皇攘夷 独自に東条英機もミックス サーカスみたいで退屈しない時代に乾杯 人間の化学反応が今日も満開 犯罪者が乗り込んだ 綺麗な夜景を一望できる観覧車 ガイシャを乗せて急降下 海に突っ込むジェットコースター
10.
下の階でいがみ合う声にイライラして 繊細な天才が構築した想像の世界が大きく育ち 弱気で正直な青年が 狂気を貪り食って 陽気に凶器を振り回しはじめた午後 「箒で掃き集められた枯葉みたいだから彼は放棄したのでしょう」 なんて呑気で論理的な分析も 鈍器で陥没死 狙われる韓国人 ベースは尊皇攘夷 独自に東条英機もミックス ピューっと頭から立ち上る蒸気 たとえ老子がなにを言おうと どうしようもなく遠い耳 調理器でこねくり回された挙句 掃除機で屑と一緒に吸い込まれた悪夢を 作文の授業で書くが 机の引き出しに隠す 思えばあの時 なんとなく覚えた ウパスの樹に生る実が赤づく感覚 三角定規の角で 足も 腕も 背中も 頭も刺され 嫌になる時は 校舎の裏の森へ 安楽死できる場所を探して散策 お母さんに散髪を頼んだら おかっぱにされて むかついて 腹に三発いれて 原っぱで真ん丸のお月様を眺めたら 涙が流れた ただいま TVを観ようとリビングに行ったら 「騒いだら殺す」と言って 包丁を突きつけてきた ハイカラなジャンパーを羽織った黒いサングラスの男が 仮面ライダーに見えて でも口の詰め物が邪魔で 騒いだ胸 はしゃいだ夜 ショッピングモールにお出掛けした誕生日 「なんでも好きなものを買いなさい」って言われて 本当はガンダムのプラモデルが欲しかったけど 選んだのは一緒にやる奴もいないサッカーボール 部屋に放る ホールのショートケーキを壊した 銀色のフォーク 300人態勢の捜査 現代妄想料理人が逃亡の末 女子大の寮に籠城 息をのむ突入班 蹴破るドアの向こう 呆然とする裸体の少女と 男の首に巻かれた延長コード 引っかかる放送コード 渋々立ち退く局 TVの前で食欲と好奇心を削がれた視聴者が 未曾有の異常さについて 話に花を咲かす サーカスみたいで退屈しない時代に乾杯 人間の化学反応が今日も満開 下の階でいがみ合う声にイライラして 繊細な天才が構築した想像の世界が大きく育ち 弱気で正直な青年が 狂気を貪り食って 陽気に凶器を振り回しはじめた午後 「箒で掃き集められた枯葉みたいだから彼は放棄したのでしょう」 なんて呑気で論理的な分析も 鈍器で陥没死 狙われる韓国人 ベースは尊皇攘夷 独自に東条英機もミックス サーカスみたいで退屈しない時代に乾杯 人間の化学反応が今日も満開 犯罪者が乗り込んだ 綺麗な夜景を一望できる観覧車 ガイシャを乗せて急降下 海に突っ込むジェットコースター

about

四角シャボンの前身、「S.O.A.P+Think」時代にリリースされた、現在は廃盤となっている3枚のアルバムから10曲をメンバーでセレクトしてフリーダウンロード出来るようにしました。四角シャボンで演奏されたり、音源化されたりしたものもいくつかありますが、それらとはまた違った雰囲気を感じ取っていただければ幸いです。

ダウンロードしたい場合は「Buy now」をクリック、金額を打ち込む欄に0を打ち込んで、表示された「Download now」をクリックしてください

credits

released September 1, 2013

Words by S.O.A.P
Produced and mixed by think

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all rights reserved

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about

四角シャボン Yamato, Japan

四角シャボン

想像力を喚起する繊細な音の連なりと間
集束と飛散が見える
日常と思考の堆積物が邂逅する言語感覚
泥とも粘土ともつかない現実認識の危うさと可能性
演目の配列が人間であるように
アンプを通しても五体が損なわれないドラマツルギー

2015年 Full Album「単色の世界」発売。

2020年現在、活動休止中。
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